がん治療

【がん治療】入院中にやっていたこと

はじめに

今回は、がんの治療のために入院中にやっていたことを書きます。

ベッドの上で出来ることは限られるため、何かを読んでいるか、何かを見ているか、何かを聞いているかの何れかとなりました。折角まとまった時間が得られたため、時間が無くて見ることが出来なかった動画や、同じく時間がなくて購入したまま放置していた電子書籍などを一気に見ることにしました。

主にこんなことをやっていました。

  • Youtube動画で投資の勉強
  • 楽天koboの電子書籍で投資本や自己啓発本を乱読
  • Kindle Unlimitedで読める無料の本を乱読
  • Web小説を読みふける
  • Youtube Musicで音楽を聴きながらリハビリ
  • 退院後にやりたい事の一覧作成

手術後数日間は、体力が低下していたこともあり、夜となく昼となく眠りについている状況でした。でも、一日中寝ていることはできないため、起きていた時間は結構あったので、この時間に何をやっていたのかについて書いてみようと思います。

ちなみに現在は、ほぼ回復して元気です。

大まかなところは、こちらの記事を参照ください。

では、興味のある方は、次項以降をお読みください。

入院中にやっていたこと

Youtube動画と電子書籍で勉強

最近のYoutube動画は素晴らしいですね。勉強したいことをキーワードに動画を検索すると、ほとんどの場合、必要な動画がヒットして、視聴するだけで一定の知識を得ることができるようになります。耳学問レベルになるかもしれませんが、入り口としては十分だと思います。

初期のYouube動画は、TVの違法キャプチャ動画や、面白くもなんともない素人が撮影したホーム動画ばかりで混沌としていたのに、現在のように有益な情報を得られるようになるまで育つとは思いもしませんでした。

入院中に関谷さんが良く検索していたキーワードは、

  • 投資
  • 米国株
  • 国内株
  • 高配当
  • 株主優待
  • スクリーニング
  • テンバガー

とか、こんなのばかりでした。

同じような動画ばかりヒットするのですが、たまに興味深いトピックを発掘することもありました。

興味深い詐欺臭のする投資

おもしろそうだと思った投資の中に「アンティークコイン投資」がありました。

目利きができるまでに一定の投資と勉強が必要となるので、面白いだけでは手を出せないと思ってやっていませんが、その仕組みについてはとても興味深いと思いました。

そして、アンティークコイン投資について追加調査をしてみると、

胡散臭い業者がザクザク出てくるのよ。

ホームページを見ると、誠実できらびやかな雰囲気を醸し出しているのですが、内容を確認すると、どうにも胡散臭くて手を出せないサイトばかりでした。この点でも非常に面白いと思いました。中には本当に誠実にサービスを提供している会社もあるのかもしれませんが、関谷さんは、カモになる可能性が高いので手を出さないことに決定です。

そして胡散臭さNo1は、手の届かない高価なアンティークコインを共有して安価に所有しましょう、なんてサービスを提供しているサイトもありました。

もはや、詐欺臭しかしませんね。

動画視聴は倍速がいいよね

そして入院中で時間がたくさんあるとはいえ、視聴したい興味深い動画がたくさんあったので、

1.25倍から1.5倍速で視聴していました。

これにより、1本長くても30分の動画を15分から20分で視聴することが出来て、1時間当たりの視聴数を上げることが出来ます。

動画を見続けるだけでも疲れるので、

疲れるまでにどれだけの情報をインプットできるか?

なんて、欲深いことをやっていました。

電子書籍の乱読

動画を見飽きると、買ったまま放置していたり、買おうか迷って買い物かごに入れていた電子書籍を全部買って、片っ端から読んでいました。

1日2冊~3冊くらいのペースで、20冊以上読んだと思います。ビジネス書、投資関連、自己実現関連、小説と、読み飽きたら別のジャンルの本を読むというルーチンで乱読しました。

はやりの本はだいたい同じことを言っている

ただ、流行りのビジネス書や自己実現本は、同じようなことを視点を変えて言っているものばかりだったので、ほとんど斜め読みでした。FIREというキーワードで何冊の本を読んだことか。ほとんど同じことを言っていましたし。

でも関谷さんにとってはこれでインプットとしては十分でした。後で熟考して自分の糧にするのです。同じようなことを言っている本ばかりですが、

1冊について1〜2点、学ぶべき内容に出会えれば十分です。

後で今後の投資戦略に組み入れるためのシミュレーションをしたり、実際に投資戦略に組み入れたりと熟考するのです。これがまた楽しいのよ。入院中はノートPCがなかったため投資シミュレーションまではできなかったので、退院後のやる事リストにアイディアをまとめるまでをやっていました。

視聴端末について

これらYoutube動画や電子書籍は、スマホでアクセスしていました。

最近、老眼が進んでるので、文字を大きくして読めるタブレット端末が欲しいと心から思いました。

でも、スマホさえあれば、情報にアクセスできる状況はとても素晴らしいです。これが無かったら、入院生活が極めてつまらないもので苦痛以外の何物でもなかったかと思います。

一方、入院していた病院では無料のWifiが無かったため、関谷さんが契約している格安SIMのデータ通信料は通常よりも跳ね上がってしまいました。でもこれは必要経費だと思っているので問題なしです。タイミングが悪いことに、退院して数か月後の9/1からfree wifiが使えるようになったそうです。あと4カ月早く実現してくれていれば、入院中に通信料を気にすることなく動画視聴できたのですが、ちょっと残念です。

Kindle UnlimitedとWeb小説で読書

月額980円で本を読み漁れるKindle Unlimitedに契約していたので、更に本を読み漁りました。

月額980円で多くの本を無料で読めるは素晴らしいですね。

ただ、無料で読める本の中には、素人が文字を起こしたような本も多々あり、これらの内容は往々にして薄く、クオリティも低いため、読まなければよかった、時間を無駄にした、と思うことも結構ありました。しかも、内容が薄い本に限って評価が高かったりするので、評価システム自体に疑問を持つようになりました。

なので、

Kindle Unlimittedで無料で提供している本の中から良書に出会うためには結構な量を乱読する必要があると感じました。

本のタイトルや帯に書かれた説明には心惹かれるものがあったのに、実際に読んでみるとたいしたことが無いし、視点があまりに狭すぎて参考にならないというのも多々ありました。

評価の高い本を読んでみたけど、関谷さん的にはそれほど高い評価を付けることのできない本も結構ありました。やっぱり、良書に出会うためにはある程度の費用が必要なのねと認識できた良い機会ともなりました。結局、Kindle Unlimitedは月額980円を使って様々な情報にアクセスできるのはいいけど、良書に出会える確率が低いので解約しました。

人によって求めるものも、持っている知識や経験も違うのだから、評価内容を鵜吞みにしてはいけないという事ですね。

ところで、最近思うのだけど、Amazonのクオリティ落ちてないかしら?

通販のアイテムもKindleの書籍も胡散臭いものばかりだと感じる今日この頃です。また、購入者が評価を付けるのはいいのだけど、評価自体に信頼性が無いなと思う今日この頃です。

例えば、ビジネス書や自己啓発本において評価が高い本は、読み手のレベルもそれほど高くなくて万人受けする本ばかりのような気がします。一方、読み手に一定上の知識や経験が無いと読めない本で、何もわかっていない人が読むと何が書いてあるのか理解できないような本だと、良書であるにも関わらず低い評価となっている本も結構ありました。評価については鵜呑みにすると危険だなとほんとに思いました。

万人受けする入門書のような本ばかり読めば、基礎知識は上がるかもしれませんが、平均化された知識を得るという事になり、活用方法は人それぞれでも結果は平均に落ち着くと思います。

関谷さんが思うに、例えば人や組織や社会を出し抜くには平均から飛び出て尖る必要があって、万人受けしない知識と経験が必要だと思うのです。

もっとも、初めから人の意見を気にせずに自分で確認すればよいだけなので、時間効率と費用効率を考えずに乱読を続けて良いものを選ぶ選択眼を養うしかないかもしれませんね。

Youtube Musicと共にリハビリ

リハビリで病院の廊下を歩いている間は、常にYoutube Musicで音楽を聴いていました。BonJovi、AeroSmith、Defrepart、AC/DC、とか、たまにちょっとミーハーなところでMAN WITH A MISSIONとか、好みはロックなのよね。おじさんだから(笑

Youtube Musicは、

Youtube Premiumを契約すると、音楽聞き放題だし、バックグラウンド再生が出来る

なので、音楽を聴きながらSNSやWebを確認したり調べ物をしたりできます。

個人的に、気分をあげるにはやっぱりロックよ。リハビリ中にBonJoviのIt's My Lifeが流れると、アドレナリンがドバドバ出て、テンションが上がり、頑張ろうって思いましたもの。ロックに生きたいね。

思いついたらすぐにメモ書き

電子書籍やYoutube動画を見ていて、いいなと思ったり、何かひらめいたら、すぐにメモを残すようにしていました。

もう間もなく50歳になろうとするので、短期記憶を保持しているのがなかなか厳しく、アイディアなど思いついたことは、すぐにメモに残しておかないとあっという間に忘れてしまいます。

Evernoteをライフログのコアツールとして使っているので、メモ書きアプリもEvernoteにデータを流し込めるPostEverやBridgeEverを使っています。これについては、ライフログまとめとして、こちらで詳しく解説しています。

夢の記録

入院中、朝起きた時に見ていた夢を鮮明に覚えていたら、覚えている間に夢の内容をメモに残すようにしていました。

というのも、入院中に見た夢は、色々と考えさせられ示唆されているような気がしたからです。

また、

見ていた夢の記録を読み返してみるととても面白く興味深いのよね。

例えば、こんな夢の記録がメモに残っていました。

夢を見た。電車でどこかの駅に行こうと思い、経路を色々と探していたのだけど、たどり着く方法がわからず、駅員に聞いてみると、「その駅に行くには遅すぎだよ。ビジネスマンはみんなもっと早くから移動しているよ。」と言われて、既に電車は出発してしまっていることを知った。でも、他の経路があるはずだと思い、手帳の路線図を確認すると、どこからともなく出張中と思われる男女が手帳を覗き込んで来た。経路が見たいなら他を当たってくれと、追い返した。別のホームに行くと、突然場面が変わり、線路を目的かどうかわからない駅に向かって歩いていた。駅につくと、線路を歩いていたことを駅員に怒られるかと思ったけどそんなことはなく、また場面が寝ている状態に変わった。目を覚ますと、心配そうに覗き込んでいるおじさんと若い娘がいて、目を覚ましたことにホッとしている様子だった。聞いてみると、居酒屋で飲んでいたら他の客と喧嘩をして傷を負い、気絶したとのこと。全くそんな記憶はなく、心配そうにしていたおじさんから話を聞いていた。若い娘に喧嘩したことを知られるのはバツが悪かったようで、終始申し訳ない気持ちでいっぱいだった。ホッとしたおじさんは、ずっと看病していて疲れたらしく、気絶するかの様に寝てしまった。しょうがないので、自分も狭い車?の中で身体を折り曲げるようにして眠りについて、眼の前にあったおじさんの足が臭いなあなんて思いながら眠りについた。

思いついたことや感情の記録

記録したメモは、後で振り返って見直すことで、その当時に感じた興味や面白さや感情を再確認するだけでなく、情報をより深堀して今後の生き方や方向性を考えるための切っ掛けになるのではないかと思っています。

なので、とにかくその時々に感じたことや、思ったことをメモとして残すようにしています。

たくさん文章をメモすることもあれば、たった一行、「いたいのやだ」なんてのもあります。でも、その一行を読み返すだけで、その時の心理状態や前後にあったイベントなどを鮮明に思い出すことができるようになります。

記憶は数珠つなぎで記録されていると言われます。

確かに、何か一つ思い出せば、前後に起こったことなどを芋ずる式に思い出すことができますものね。

まとめ

電子書籍、動画視聴をスマホで出来なかったら、この入院していた期間はもっとつまらなくて無駄に時間を消費するだけのイベントになってしまっていたと思います。

片手で持つことのできるスマホの中に、何冊でも電子書籍を入れることが出来て、それをいつでも手軽に読めるという環境は素晴らしいとしか表現できません。

紙の本だと、本屋に行って購入し、物理的な本を手に取らないと読むことが出来ないのですが、電子書籍は購入もネット経由だし、データを取得するのもネット経由だしで、購入するために家を出てどこかに行く必要もなく、そしてデータの重量はゼロのため物理的に運ぶ必要もなく、何冊でもストレージ容量が許す限り持ち運ぶことが出来ます。

この手軽さと言ったら、電子書籍が無かったころと比べると雲泥の差です。

次のページに何が書かれているのかワクワクしながら紙をめくる楽しさや、紙やインクのにおいや、手に持った時の本の重量感などを楽しむことは否定しません。しかし、本当に必要とするのは、文字データであって、そこから得られる情報です。それを得るためには、電子データで十分であり、電子書籍は必要十分な環境を提案してくれます。

また、Youtubeで学ぶのもとてもいい。

欲しい情報をちょっと検索すれば、解説している動画をいくらでも見つけることが出来るし、日本の情報だけでは不十分であれば、英語で検索すればいくらでも必要な情報を得ることが出来ます。動画であるため、説明もわかりやすく、理解しやすいものばかりです。これがスマホを持っているだけでアクセスできるというのは、本当に素晴らしいと思います。良質の動画を見つけるためには、ちょっとしたコツが必要となりますが、でも、それも探し続ければ自分の必要とする情報に比較的早くアクセスできるようになります。

これら電子書籍と動画のおかげで、入院中にリハビリ以外で起きている時間はとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。20年くらい前では考えられないような環境になっています。技術の発展は本当にすごいですね。

では、次回につづきます。

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