はじめに
最近のランニングシューズにはセンサーを内蔵してランニング中の各種データを計測できる「スマートシューズ」というものがあります。
なにその流行りもののキーワード?って思うでしょ。
これが優れモノなのよ。
スマートシューズを履いてランニングすると、ピッチ、ストライドの長さ、設置時間など、様々なランニングデータを取得することができて、最適なランニングにつながるコーチングも受けられます。
アンダーアーマーのスマートシューズをアプリMapMyRunと一緒に使うと、以下の項目が自動的に記録されます。
- 走行ルート
- 走行距離
- 平均ペース
- 継続時間
- 消費カロリー
- ケイデンス
- ストライドの長さ
- 接地角度
- 接地時間
もちろんこられのデータは後から振り返って確認できます。
ランニングの結果を振り返って確認するのがまた楽しいのよ。
ランニング中に快適だった時や、きつかった時を振り返ると、どのようなデータが得られているのかが良くわかります。
これにより、次回ランニング時に、より快適に走れるためのフィードバックに繋げられます。
今回は、アンダーアーマーのスマートシューズと、アプリMapMyRunを使ったランニング記録と活用方法などを紹介します。
以下の内容が気になる方は、読み進んでみてください。
ランニングの課題
- ランニング記録を取って過去の履歴も確認したい。
- 走行ルートや距離、ペースやストライドなどのデータを収集して、気持ちいいランニングにつなげたい。
- 月間・週間目標を立てて到達度がわかるようにしてモチベーションを維持したい。
- 過去の統計データを分析して今後のランニングにフィードバックしたい。
- Zwiftの室内ランニング記録も統合したい。
ランニングが習慣になっている人も、習慣になってない人も、色々なデータの履歴が見えるようになると楽しくなるものです。
例えば、ランニングをしない休養日には過去の履歴データを確認して、今後の計画を立てるのも良いと思います。
ランニングの実績データが見えるのって、モチベーションアップになるよね。
では、見ていきましょう。
スマートシューズで快適ラン
アンダーアーマーのスマートシューズ
アンダーアーマーのスマートシューズにはいくつかの種類がありますが、センサーを内蔵してランニング中のデータを計測できるのは以下のモデルになります。
- ホバーソニック5
- ホバーマキナ3
- フローベロシティウィンド2
- ホバーソニック4
1万円以上するランニングシューズばかりなのですが、いろいろ探してみるとホバーソニック4の中には割り引かれて5~6千円で購入できるモデルもあるようです。
ちょっと試してみたいというには十分手の届く価格かと思います。
関谷さんは、Amazonでホバーソニック5をポチっとしました。
かっこいいよね^^
アンダーアーマーのスマートシューズについての紹介は以下の記事も参考になると思います。
MapMyRun アプリ
アンダーアーマーのスマートシューズを入手したら、さっそくスマホにMapMyRunをインストールして走り出しましょう。
MapMyRunを起動して、シューズが認識されていることを確認したら、「ワークアウトを開始」ボタンをポチっと押して走り出すだけです。
MyMapRunでは、走行ルート、距離、ペース、ケイデンスなどのデータをスマートシューズからリアルタイムに取り込みます。
そして、
最適なランニングを行うためのコーチング情報を音声で知らせてくれます。
音楽を聴きながらランニングしていると、たまに音楽の音量が小さくなり、コーチングの音声が流れてきます。
「胸をもっと張って走ってみましょう」とか、「腕をもっと降りましょう」とか、「ストライドをもっと長くしましょう」とか、「ケイデンスが適切な範囲に入りました」などアドバイスしてくれます。これにより、適切なフォームで走れるようになり、より楽にランニングできるようになります。
ランニング終了すると、後から振り返って確認できるように、走行ルートをGoogleMapで確認でき、1kmごとのペースやストライドの長さやケイデンスなどの情報を確認できるようになります。
以下の画面のように詳細データを見ることができます。
それぞれのデータをどう見れば良いのかは、「もっと効果的に走るには」で各データの意味を確認しておくのが良いと思います。
結構詳しく解説していて、ランニングするときの参考になります。
MapMyRun Web
MapMyRunは、記録されたデータをPCを使ってWebからも確認することができます。
以下のサイトからログインできます。
基本的に、確認できる内容はアプリで確認できる内容と同じです。
Web版では、カレンダー表示でワークアウトを行った日と走行距離が確認できたり、統計データを確認できて便利です。
また、好きなルートを編集して登録して、登録したルートを選択してランニングすることもできます。
Zwiftのランニング記録の統合
Zwiftを使ってランニングすると、トレッドミルを利用した室内ランニングが、メタバースでランニングしているような気分になります。
アンダーアーマーのスマートシューズにはセンサーが内蔵されているので、Zwiftでセンサーを認識してメタバース内をランニングすることができるようになります。
自分が走ると、メタバース内のアバターも走り出すのよ。
トレッドミルでのランニングは、外が暑くても寒くても風が吹いていても雨でも関係なしにトレーニングを行うことができるのが最大のメリットですよね。
でも、外を走る時はMapMyRunを使用し、トレッドミルを走る時にはZwiftを使用すると、総走行距離が合算できず、週間目標や月間目標とその達成度を一元管理できなくなるのでは?と思いますよね。
でも大丈夫。
Zwiftは他のアプリと接続する機能があり、MapMyRunとも接続できます。
以下のように、Zwift Communityアプリの設定から「接続」を選択し、MyMapRunと接続します。
すると、Zwiftでランニングした結果がMapMyRunに以下の様に取り込まれます。
もちろん、
週間、月間、年間の累積走行距離にもZwiftで走った距離も積算されます。
これで積算距離や目標をMapMyRunで一元管理出来るようになります。
メリット10/デメリット10
ではここで、スマートシューズとMapMyRunを使ってみて個人的に感じたメリット10個と、デメリット10個を上げてみます。
個人的な感想も含みますので、参考程度にしてください。
後は、実際に使ってみてその良さを感じてもらえれば良いかと思います。
メリット10
- ランニング中にペースの確認やコーチングを受けることができる。
- ランニング後に走行ルート、距離、1kmごとのペース、消費カロリーなどが確認できる。
- 累積距離、累積走行時間、累積消費カロリーなどの統計データを週毎・月毎・年毎に確認できる。
- 目標の設定と達成度を確認できる。
- お気に入りの走行ルートを編集登録して、ランニング時に呼び出して走行ルートとして使える。
- スマホアプリからもWebからもデータにアクセスできる。
- 端末を変更してもデータは引き継がれる。
- ワークアウトの結果を友達と共有できる。
- Zwiftでのランニング結果を自動的に取り込み、積算距離と目標を一元管理できるようになる。
- MyMapRunは無料で使用できる。
なかなか素晴らしいメリットだと思います。
デメリット10
- スマホを持ってランニングしないとデータが得られない。
- ランニング開始時にMapMyRunを起動してワークアウトを開始しないといけない。
- 信号待ちで止まっているときに自動的に一時停止にならない。手動操作が必要。
- MapMyRunで確認できるデータはたくさんあり、身近ではないデータもあるため理解するのに時間がかかる。
- ランニング中のコーチング音声が機械音寄りのため、ちょっと気になる。
- スマートシューズのバッテリーは計算上640kmは持つが、交換することができない。
- スマートシューズのバッテリーは、ランニング以外の時に履いていてもバッテリーを消費する。
- スマートシューズはお値段がちょっとお高い。
- Zwiftでランニングした時は、ストライド長、フットストライク角度、接地時間は記録されない。
- Zwiftでランニングしていると極たまにシューズとの接続が切れることがある。再接続がめんどう。
クリティカルなデメリットはありませんでした。
気になる点
使い心地はどうなの?
スマートシューズもMapMyRunも、使いづらいなどの問題はありませんでした。
アプリにデータを伝送するのも簡単な操作で行えるので、特に問題は感じませんでした。
あえて言うならば、Web版のMapMyRunでレイアウトがちょっと崩れている部分があるのが気になったくらいでしょうか。おそらくブラウザによっては正しく表示されていると思うのですが、リリース前に複数ブラウザで表示レイアウトを確認して欲しいものですね。
スマホとのBluetoothペアリング設定は?
Bluetoothペアリング設定も簡単です。
Bluetoothのペアリング設定をしておかないと、MapMyRunでシューズからのデータを受け取れません。
センサーはどこに内蔵してるの?
Under Armourのスマートシューズのセンサーは、右足のかかと部分に埋め込まれています。
そのため、
スマートシューズの右足かかと部分を踏んではいけません。
センサーが壊れてしまう可能性があるとのことです。注意しておきましょう。
スマートシューズのバッテリーは?
バッテリーの交換はできません。
通常は電源がOFFになっていて、右足かかと部分に衝撃が加わると電源ONになります。
そして、
計算上バッテリーは400マイル(640km)まで持つ。
とのことです。
これはシューズそのものの寿命より長いので、充電は不要とのことです。
でも、、、
毎月100km走っていたら、7カ月後にはバッテリーが切れてしまうという事よね。
現在、毎日5kmを月20回くらいのペースで走っているので、月間走行距離が100kmを超えるくらいになる。
2022年8月に購入してから使い続けているので、2023年1月にはバッテリーが切れるのかしら。。。。
バッテリーが切れたらまたレポートします。
スマホの機種変更しても大丈夫?
MapMyRunに伝送されたデータはクラウド上に保存されるため、
- 端末の機種変更をしてもデータを失うことはありません。
- 新しい端末にデータを移し替える必要もありません。
MapMyRunのログインアカウントが同じであれば、どの端末からアクセスしても同じデータを確認することができます。
もちろんMapMyRunへのログインアカウントを失ってしまうと、これまでの測定結果をロストすることになりますので、アカウント管理には気を付けましょう。
クラウド上に保存されるので、以下のサイトにアクセスすることでPCからもデータを確認することができます。
でも、PC用のWeb表示はデータの登録と確認だけの用途で作られているようで、過去データを欲しい形で表示する機能としては十分ではありません。アプリの方が機能としては優れていると思います。
まとめ
運動習慣のない人がランニングの習慣を獲得には、結構苦労するのではないかと思います。
一番苦労するのは、モチベーションの維持と運動量の管理だと思います。
今回紹介したスマートシューズとMapMyRunを利用することで、過去の履歴情報や目標管理ができることがモチベーション維持につながると思います。
また、やり過ぎてしまって身体が疲れて、定期的にランニングできなくなることも良くあることです。
無理せず長くランニングを続けることが、生活習慣病の予防など健康維持にとても有効です。
今回紹介した仕組み取り入れて、一度走り出してみてください。
日々の生活が生き生きとして楽しくなり、気持ちよくなること請け合いです。
一度お試ししてみるのも良いかと思います。
では、今日も良い一日を。