はじめに
身体の状態は自分が認識しているのと、実際の状況とでは往々にして差異がありす。
- 熱っぽいので体温計で確認したら思ったよりも高かった。
- ふらふらすると思ったら思いのほか発熱していた。
- ひどく眠いと思ったら、ぜんぜん睡眠時間が足りていなかった。
- 怠いなと思ったら、思っていたより前日の運動の影響が残ってた。
など、自分が認識している以上に身体のバランスが崩れていることを経験したことがあると思います。
そのため、
毎日健康状態をできる限り自動的にかつ客観的に把握できないものか?
と、思うようになりました。
自分の状態を数値として客観的に把握すことが出来れば、その後の行動に気を付けたり、場合によっては静かな一日を過ごして回復に注力することができ、重症化の前に手を打つことができるようになります。
この視点で、最近いくつかのガジェットなどを導入しました。
その中で、期待以上に良い結果につながった以下4点を紹介します。
- Oura Ring でコンディション・睡眠の質・アクティビティの見える化
- タニタのBluetooth 血圧計で血圧の見える化
- 加速度センサ付きランニングシューズとMap My Runでランニング状態の見える化
- ChromebookでZwift Runを動かして、メタバース世界をランニング
以下、興味のある方はお読みください。
最近導入したガジェット4点
Oura Ring - コンディション・睡眠の質・アクティビティの見える化
Oura Ringは指輪型のバイタル情報収集ツールです。
自動的に記録されるのは以下の要素となります。
- 体温
- 心拍数
- 平均心拍変動
- 睡眠時間(レム睡眠、浅眠、深い睡眠)
- 睡眠中の血中酸素飽和度
- アクティビティ
そして、これらの計測結果に基づき、睡眠の質、アクティビティの質を評価し、現在のコンディションが評価されます。
Oura Ringで計測されたデータはBluetooth経由でアプリに伝送されて、
アクティビティレベル、睡眠の質、コンディションの評価結果を確認することが出来ます。
また、当日の結果だけではわかりずらいので、過去の情報を元に傾向分析を行い、現在の状態が良い方にあるのか、悪い方にあるのかまで評価してくれます。
そして、
評価結果に基づいたアドバイスを確認できます。
現在は、朝起きた時のルーチンでOura Ringの結果を元に、以下の確認と判断を行っています。
- 睡眠の質から良く寝られたかを確認
- 睡眠により疲れが十分取れたかを確認
- 総合的なコンディションのスコアを確認
- 予定していた行動をするか判断
- 休暇を取り回復に注力するかを判断
例えば、前日のアクティビティを激しくやり過ぎたために、睡眠で身体の疲れがとり切れず、怠さが残っていて、Oura Ringの結果にもコンディションの悪化が見られる場合、本日のアクティビティを軽めもしくは中止して、身体の回復に注力するようにします。
更に、今後やり過ぎないように健康維持のためのアクティビティとしてどこまでが有効なのかを確認し、
毎日の運動計画にフィードバックすことが出来るようになります。
これは便利です。
気分が乗ってくると、ついつい走りすぎたりして、翌日足が痛くなったり、疲れが取れなくて怠くなることがあるので、やり過ぎないようにフィードバックをかけられるのはありがたいことです。
ちなみにこのOura Ringは、生理の予測機能もあります。
どの程度の精度なのか、またそれがどのように有効に使えるのかは女性ではないのでわかりません。
でも、予測機能を活用することで、行動計画を修正できるようになるので、有効活用できそうですよね。
Oura Ringについては、こちらで詳しいレビューをしていますので参考にしてください。
血圧の見える化 - タニタ血圧計
ここ最近、いろいろな病気にかかり入院することが多くなっていました。
入院中は毎日のように血圧測定をするようになっていたこともあり、家でも毎日血圧測定をしたくなりました。
この血圧を測定した結果が標準の範囲内に入っていると、「よし、今日も元気だ」という気分になれるので面白いものです。
世の中にはいろいろな血圧測定機器があるのですが、関谷さんが選んだのはタニタの血圧計BP-224L-WHです。
理由は以下の通りです。
BluetoothでスマホアプリHealth Planetと同期し、測定結果の履歴を確認することが出来る
既に2015年からタニタの体脂肪計を使って毎日体重および体脂肪率を測定していて、こちらもBluetoothでスマホとデータ同期してHealth Planetで履歴を確認出来るようにしていました。
血圧測定結果もHealth Planetで確認できるようになると、体重や体脂肪率や血圧測定結果を一つのアプリで確認することが出来るようになります。いろいろなアプリで健康管理するのは意外にめんどうですからね。
これが、タニタの血圧計を選択した大きな理由です。
最近は毎朝目が覚めてジムに行く前に、スマホとOura Ringを同期して睡眠の質とコンディションを確認し、その後、血圧測定をして体調を確認するというルーチンが出来上がりました。
そして、全てのデータに問題なければ、ジムで朝のランニングと筋トレに出かけます。
自分の健康状態に注意を払うようになるので、家庭での血圧測定はお勧めです。
タニタの血圧計BP-224L-WHは、それほど高くなくて1万円程度です。これで健康に注意するようになるのであれば安いものです。
ちなみに、体重の見える化では、同じくHealth Planetで体重変化を記録できる、タニタの体組成計がお勧めです。体重計にしては2万円を超えるので高いと思うかもしれませんが、体重だけでなく体脂肪率やBMIなどの体組成の変化を自動で記録し、振り返って確認できるようになる仕組みができるので、導入する価値はあると思います。
関谷さんは2015年にタニタの体組成計を購入してから2022年9月の現在まで、ほぼ毎日体重を記録し、振り返って確認できるようにしています。
Health Plantについては以下の記事についても参考にしてください。
ランニングの見える化 - 加速度センサー付きランニングシューズ(UAホバーソニック5)
みなさん知ってましたか?
最近のランニングシューズには加速度センサーが埋め込まれていて、ランニングの速度やケイデンス(1分あたりの足の回転数)を計測してスマホにデータを送り解析することができるシューズがある。
これを知った関谷さんは、さっそくアンダーアーマー(UA:Under Armour)のホバーソニック5という加速度センサー付きのランニングシューズを購入し、ランニングをするようになりました。
このランニングシューズは、UAのMap My Runというアプリに速度とケイデンスをリアルタイムに送信し、ランニング状態を音声でフィードバックすると共に、ランニングしたルートをGoogle Map上に記録することのできる優れものです。
もちろん、過去のランニング情報も履歴として残るため、振り返って確認することが出来ます。
週末は雨が降っていない限りジムで走るより長い距離をロードランニングをします。この時にMap My Runを起動してランニングすると、走りながらケイデンスが理想値よりも上がったとか下がったとか、理想的なフォームですとか、腕をもっと振り上げるとか、色々アドバイスをしてくれて、理想的なランニングフォームに近づけることが出来るようになります。
まるでトレーナーを雇ったような気分になります。
確かにアドバイス通りに修正すると、理想的なランニングフォームになるせいか、楽に走れるようになります。
アンダーアーマーさすがです。
ちなみに、My Map RunはGoogle Fitと同期することが出来るので、ランニングデータは自動的にGoogle Fitでも確認できるようにできます。一週間の運動記録がGoogle Fitでも確認できるのは良いですね。
手動で同期する必要が無いので楽です。
ランニングシューズは1万円くらいなので、定期的にランニングしている人にはお勧めです。
データが蓄積すると、月に何km走ったのか、1kmのスプリットタイムは何分何秒なのかなどの情報を確認できるようになるので、ランニングのモチベーションを上げるのにも役立つと思います。
メタバース世界をランニング - Zwift Run
ZwiftはMMOゲーム形式のサイクリング・ランニングトレーニングアプリケーションと言われています。
世界中の参加者と一緒にメタバースの中をサイクリングやランニングで、トレーニングや競争することができます。
関谷さんがジムのトレッドミルで走るときには、
- Oura Ringで心拍数を計測
- ランニングシューズをZwiftに接続
- Aftershokzの骨伝導イヤホンを装着してYoutube Musicでロックを流す
で、Zwiftのメタバースの中を走り抜けています。
ランニングシューズの加速度計が実際に走っている速度とケイデンスを計測してBluetooth経由でZwiftアプリに送信することで、Zwiftの中の自分のアバターが設定されたルートをランニングします。
実際にジムでランニングする際には、Chrome bookの画面をHDMIケーブルでトレッドミルに設置されているTVと接続して大きな画面に映します。
大きな画面で表示すると、より没入感がより大きくなるので、本当にメタバースの中を走っている気分になります。
ただストイックにトレッドミルの上でランニングしているよりもずっと楽しいです。
Zwiftアプリの画面はいくつかの視点を設定することが出来て、アバターが見える視点と、まさに目の前のロードをランニングしている視点などに切り替えることができます。
通常走るときは、アバターを表示させないで、アバターの目線で画面が更新されるようにしているので、本当にメタバースの中を走っている気分を味わうことが出来ます。
Zwiftに用意されたルートも多々あり、ロンドンやパリや日本、山の中などがあります。ちょっと走ったくらいでは走り切れないほどのルートが用意されているので、当面走るルートを飽きることは無さそうです。
Zwiftのコミュニティ機能
また、Zwiftはコミュニティを形成するための以下のような機能もあります。
- ランニングイベントに参加して世界中のランナーと一緒に走れる
- お友達をフォローしてRideOn(いわゆるイイネ)を送れる
- チャットができる
走っている中でチャットは無理ですけどね。
自分がランニングしている時にRideOnが送られてくると、ちょっと嬉しくなるものです。
また、過去にランニングした記録も残るので、過去にさかのぼってどこをどのようなペースでどれくらいの距離をランニングしたのかも確認することもできます。
これらが地味に楽しくて、記録を残すために継続してランニングする気にさせてくれます。
Zwiftの利用料について
Zwiftは7日間の試用期間が終わったら、継続して利用するためには月額1,650円が必要なサブスクリプションです。
しかし、
ランニングだけの利用の場合は月額利用料がかからないようです。
2022/10/3時点のことなので、今後課金されるようになるかもしれません。
実際、Zwiftのランニングだけを利用して1カ月以上経過しましたが、クレジットカードは登録してあるのに、月額利用料を請求されておりません。
請求されるまで存分にZwift Runを楽しもうと思っています。
まとめ
自分の健康状態は感覚的に捉えるので、異常状態を認識した時には結構ひどい状態になっているものです。
なので、今回紹介したガジェットを活用することで、
見えなかったものが見えるようになり、色々な気づきが得られるようになります。
また、日々の生活が楽しくもなりますので、一度お試ししてみるのも良いかと思います。
では、今日も良い一日を。