Google Map データ管理

【Google Map】位置情報共有

はじめに

スマホの位置情報をONにしておくと、Google Mapで自分のいる場所を確認することができますよね。

そして、この自分の位置情報は他のユーザと共有することができます。もちろん、他のユーザの位置情報も共有することができます。

これが有効な場合は大きく2点あります。そして注意点が1点。

スマホのある場所=所有者の場所となる場合

例えば、こんな時に位置情報を共有しておくと便利ですよね。

  • 子供が何処にいるのか
  • 自分が何処にいるのかいちいち伝えるのがめんどうなので家族と共有しておく

共有さえしておけば、お互いにGoogle Mapを見ればどこにいるのか確認ができます。

関谷さんは、なるちゃんと車をシェアしていて、毎日職場への送り迎えをお願いしてます。なるちゃんは、毎朝関谷さんを職場近くのコンビニまで送ったら、そのまま車で大学に向かう生活を続けています。

帰りは職場近くのコンビニまで迎えに来てもらうのですが、関谷さんが職場からコンビニまでの経路上にいるのか、なるちゃんが大学からコンビニまでの経路上にいるのか、後どのくらいで着きそうなのかが直ぐにわかるので重宝しています。

また、お母さんが心配性なので、なるちゃんがどの辺りにいそうなのかを伝えるネタにもなり、こちらでも重宝しています。

スマホのある場所=置き忘れた場所となる場合

なにかの拍子でスマホを置き忘れてしまうことがあると思います。

例えば、、

  • 会社のデスクに置き忘れた
  • ランニング中にポケットから落ちた
  • 深酒し過ぎて帰宅途中に休憩したベンチに置き忘れた

など、残念な場合が多いですが、そんな時、他の端末やPCからGoogleにログインしてGoogle Mapを確認することで、スマホのある場所を特定することができます。

第三者にトレースさせないことが重要

位置情報を共有する上で重要なのは、

知らない第三者に自分の位置をトレースさせないようにセキュリティを確保する。

これに尽きますよね。

常に位置情報を共有することに不安を感じるのであれば、普段は常時位置情報を共有しないのだけれども、出かけるときにだけ位置情報を共有してどこにいるのかをお互いに確認するといった使い方もできます。

では、具体的な設定と注意点について説明します。

Google Map位置情報共有

共有設定

位置情報を共有するには、まずGoogle Mapを開き、右上のアイコンをクリックしてメニューを表示させます。

このメニューにある「現在地の共有」を選択します。

すると、現在位置情報を共有しているリストが表示されます。関谷さんは、なるちゃんと位置情報をお互いに共有しているので、以下の地図中に「なるみ」のアイコンがなるちゃんの現在いる場所になります。

ここで、「新たに共有」をクリックします。

ここで、一時的な共有にするのか、無効にするまで共有にするのかを選択します。

一時的な共有の場合は、「+」「-」ボタンで共有する時間を設定することができます。

その後、共有する相手を選びます。

リストに無い場合は、「その他」を選んで共有相手の名前か電話番号かメールアドレスを入れます。

そして、「送信」ボタンを押すと相手に自分の位置情報が見えるようになります。

新たに位置情報を共有する相手が追加されました。

このままだと、「あなたとの現在地を共有していません」と表示されている通り、追加した相手の位置情報は確認できません。なので、位置情報を共有できるようにリクエストを送ります。以下の画像の矢印部分をクリックします。

ここで表示された「リクエスト」をクリックして、位置情報を共有するようにリクエストを送ります。

すると、相手には以下のようなメールが届きます。

ここで、「Googleマップで位置情報を共有」をクリックします。

これでお互いの位置情報が確認できるようになりました。

一時共有停止

一時的に位置情報の共有を止めたい場合は、地図上の相手のアイコンをクリックすると表示される以下の画面で設定を変更します。

「共有を停止」を選択して「保存」ボタンを押すことで、再度共有の設定をするまで自分の位置情報を表示させないようにすることができます。

時には訪れる場所を特定されたくない場合もあるでしょう。そんな時には、一時的な共有の停止機能を使いましょう。

その他

位置情報を共有していると、たまにGoogleから位置情報を共有している事の通知メールを受け取るようになります。

たまに設定を見直す際に活用することができますね。

まとめ

位置情報を共有することで、すれ違いを防止することができるようになります。これってすごいですよね。

30年くらい昔は、インターネットも今ほど発達していなくて、日本のホームページなんてNTTのページくらいしかなくて、Goole Mapはなかったし、それ以前にGPSの誤差が100m以上もあったため、位置情報を共有するなんて発想は全くありませんでした。

90年代当時、お付き合いしていた彼女とデートの際には、待ち合わせ場所と時間を決めていたのですが、電車が遅れたとか、寝坊したとか、いろいろな原因があり、お互いに連絡手段もなかったため待ち合わせ場所で数時間も待ったり、待たせたりしたことがありました。最も長い時間待ったのは、駅の改札で4時間待っていたなんてこともありました。今では想像もできないかと思いますが、30年前はそんなの当たり前で、忠犬度が試されていたこともありましたし、何より、それが当時のトレンディードラマのネタにもなっていましたからね。「ポケベルが鳴らなくて」とか懐かしいね。

今はそんなことありませんものね。

今やスマホを持っていない方が珍しいので、電話やSMSだけでなくLINEやWhatsAppやDiscordなどでいくらでも連絡できるし、位置情報を共有すれば、どこまで来ているのか確認できるから、このまま待ち続けるのか、近くのカフェでまったりするのかなど、いくらでも行動を選択することができます。素晴らしいよホントに。

ついこの前、なるちゃんが秋葉原で目的の場所が見つからず迷子になった時にも、位置情報を確認しながら電話して、リモートから誘導することができましたし。便利には違いないのだけど、迷子になった場所でいろいろな人に迷惑をかけつつも目的を達成する楽しみが少なくなったような気がします。

やっぱり技術の進歩はコミュニケーションがより疎遠になり、近しい人のみとのコアコミュニケーションに指向しているんだろうなと思う今日この頃です。

便利さも一長一短ね。年取ったせいかしら。そんなことを考えてしまいます。

では、今日もよい一日を。

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