スマホにいたずらされた?
学校に置き忘れたスマホを誰かにいじられたかも。何かされたか心配。
置き忘れないって言っていたのにやっちゃったのね。
誰が何処でロック解除しようとしたのかは分かるようにできるよ。
もう置き忘れないようになるからいいのだけど、
心配だから誰かが触ったらわかるようにして!
(つっこみたくなるけど、我慢しよう。※心の声)
わかった、新しくMacrodroidにマクロを追加して対策しようか。
ログイン失敗時に前面カメラで写真撮影
Macrodroidではログインが失敗した時にマクロを実行させることのできるトリガーを設定できます。この時に、次の動作を設定することを考えます。
- 誰がスマホをいじっていたのか前面カメラで写真撮影
- 何処でいじられたのか位置情報を取得
- 撮影した写真と位置情報をスマホ以外からアクセスできるメールアドレスに送信
これらのアクションをマクロに実装すると次の通りとなります。
このマクロを説明は以下の通りです。
トリガー
ログイン失敗時をトリガーに設定します。1回くらいは持ち主でもログイン失敗することはあり得るので、ここでは、5分間に2回失敗したらトリガーが成立することとしました。このパラメータは変更が可能なので、試しながら決めるのが良いと思います。
最初にログイン失敗の設定を行う際に、管理者権限の許可を求められるので許可しましょう。
管理者権限を許可すると、Macrodroidをアンインストールするにはセキュリティオプションのデバイス管理アクセスの設定で「Macrodroidを無効にする」か、Macrodroidアプリのオプション設定から「Macrodroidをアンインストールする」を利用してMacrodroidを無効にする必要があります。
上記注意点はありますが、アンインストールの予定がなければ気にする必要はありません。
アクション
トリガーが成立したら、次のアクションを実行します。
- フロントカメラで写真を撮る
- 2秒待つ
- 直近の写真を共有(登録したメールアドレスに送信)
- 位置情報を共有(登録したメールアドレスに送信)
写真撮影の後に2秒待つのは、端末によっては必要ないかもしれません。
日本で購入したスマホは、写真を撮影すると「カシャッ」といった音が鳴るので、それだけで触っている人に警告を与えられるかもしれませんね。
また、撮影した写真のメール送信と、位置情報のメール送信は別々のアクションのため、通知メールは2通送信されます。
条件
実行時に特に条件付けする必要はないので設定しません 。
動作確認
トリガー、アクション、条件の設定が完了したら、実際にスマホのロック解除をトリガーが成立する回数分だけ失敗してマクロを試しましょう。
関谷さんのところには、こんなメールが来るように設定しました。ばっちり前面カメラで撮った画像が添付されています。
件名の英語は正しくは、"Someone tried to unlock phone" ですね。ご愛嬌です。
最後に
紹介したマクロでは設定していませんが、監視していることを警告するために、以下のようにポップアップメッセージを表示するのも良いかもしれませんね。
<警告> ログイン失敗しましたので、写真を撮り、位置情報を合わせてご主人様に通知しました。これ以上ログイン失敗を重ねる場合、警備会社に通報し、現場に急行します。
他人のスマホをこっそりアンロックしようと試して、こんな警告が表示されたら、関谷さんは怖くなってこれ以上触らなくなります。マクロの追加はそんなに難しくはないので、チャレンジしてみましょう。
では、今日も良い一日を。