はじめに
LINEにメッセージが来たことに気づくと、ほとんどの場合すぐに内容を確認していると思います。
職場や学校にいる場合などで、すぐ確認できない状況でも、通知される内容で送られてきたメッセージを把握できるので、スマホをチェックすると思います。
リアルタイムに通知を受け取る仕組みとしてはLINEは優秀ですよね。
今回は、重要なメッセージや、リアルタイムに伝えたいメッセージなどを送信する手段としてLINEを採用し、プログラムからLINEにメッセージを送信する仕組みを作ります。
今回の仕組みを使うと、以下のような場合に自動的にLINEにメッセージを送り通知するなどの仕組みを作ることができるようになります。
- 特定のメールを受信したとき(配当金が入ったとか、約定したとか、etc)
- 会社や学校を出たとき
- 車でお迎えに行くとき
- 子供がうちから出かけた時や帰ってきたとき
まずは、LINEにメッセージを送るためにLINE notifyの設定を行います。
LINE notifyの設定
まず、LINE notify にログインします。
ログインしたら「トークン」を発行します。
以下の画面で、「トークンを発行する」を押します。
- アクセストークンの発行(開発者向け)
- トークンを発行する
- トークン名を記入
- 通知を送信するトークルームを選択
- ※自分だけに送信するなら「1:1でLINE notifyから通知を受ける」を選びます
- 発行する
- トークンを発行する
トークン名を記入し、通知を送信するトークルームを選択後、「発行する」を押します。
関谷さんは、いろいろな通知を自動的に家族に連絡するために使おうと思うので「秘書さんからの連絡」としました。
トークルームはあらかじめ作成してください。
「発行する」ボタンを押すと以下のようにトークンが表示されます。
トークンは後で確認できないので、必ずメモした後に画面を閉じてください。
これで連携中のサービスとして追加されます。
最後に、通知を送信するトークルームに1:1の通知以外を指定した場合は、LINE notifyのLINEアカウントを通知を送信するトークルームに招待します。
Postmanを使った通知の確認
通知が行われるかをPostmanを使って確認します。
通知の確認なので、飛ばして次の「GASでLINE notifyの使い方」に進んでもOKです。
Googleアカウントでログインするのが簡単でいいですね。
ログインしたら、My Workspaceでリクエストを作成します。
リクエストを以下のように編集します。
- "POST"を選択
- URLに"https://notify-api.line.me/api/notify"を入力
Parameterタブは以下のように編集します。
- KEYに"message"を入力し、VALUEにLINEに送るメッセージを記入
次に、Headersタブの内容を編集します。
- KEYに"Authorization"を入力し、VALUEに"Bearer <アクセストークン>"を記入します。
- <アクセストークン>には、LINE notifyで発行した「トークン」を使います。
”Bearer"とアクセストークンの間に半角スペースを入れること。
最後に、"Send"ボタンを押します。
Responseが、以下のようにStatus : 200であれば正しくメッセージが送られています。
LINEに以下のようにメッセージが送られます。
GASでのLINE notifyの使い方
LINE notifyにトークンを指定して以下のURLにPOSTすることでLINEにメッセージが送れます。
https://notify-api.line.me/api/notify
Google App Scriptからは以下のコードにより、LINEにメッセージを送ることができます。
function sendLine(strMessage){
//Lineに送信するためのトークン
var strToken = "※ここに発行したトークンを記載します※";
var options =
{
"method" : "post",
"payload" : "message=" + strMessage,
"headers" : {"Authorization" : "Bearer "+ strToken}
};
UrlFetchApp.fetch("https://notify-api.line.me/api/notify",options);
}
- 「※ここに発行したトークンを記載します※」にLINE notifyで発行したトークンと置き換えてください。
- LINEに送られるメッセージはstrMessageに格納された文字列です。
最後に
LINEの通知、Google App Script、macrdroidのマクロを組み合わせることで便利な仕組みをいろいろと作ることができるようになります。
まずは、秘書さんからの連絡として下記条件が成立した時にメッセージを送る仕組みを作ろうと思います。
- 家を出た連絡
- 家に帰ってきた連絡
- 会社を出た連絡
- 学校を出た連絡
- アルバイト先に着いた時と出た時の連絡
- お迎えに行くときの連絡
では、今日も良い一日を。